2025年8月17日(日)に、当院の八戸敏史副院長が調布FMの「ひとくち健康メモ」に出演し、
「健康寿命について」というテーマでお話しさせていただきました。
調布FMパーソナリティー小堺由美子さんと
日本は世界でも類を見ないスピードで高齢化が進んでおり、今年は団塊の世代がすべて75歳以上となる「2025年問題」、さらに2040年には団塊ジュニア世代が高齢期を迎える「2040年問題」が社会課題となります。調布市においても高齢化率は今後35%を超えると予測されています。
こうした社会状況の中で大切なのは「健康寿命」をのばすことです。
健康寿命とは、介護を必要とせず自立して生活できる期間を指します。
平均寿命との間には8〜12年ほどの差があり、この差を縮めることが医療・介護の大きな課題となっています。
番組内では、健康寿命をのばすためのポイントとして以下を紹介しました。
運動習慣:ウォーキングや筋力トレーニングなどを日常に取り入れる
食生活の改善:バランスの取れた食事や減塩、野菜中心の食事
社会参加:趣味や地域活動への参加、人とのつながりを持ち続けること
認知症予防:生活習慣病の管理、知的刺激、社会交流、睡眠・ストレスケア
また、世界の長寿地域「ブルーゾーン」の紹介も行いました。
これらの地域では「健康的な食生活」「運動」「地域での支え合い」「生きがいを持つ暮らし」などが共通しており、特別な医療技術よりも日常の生活習慣が健康長寿を支えていることが分かっています。
当院では、こうした知見を地域に活かし、「住み慣れた地域で、安心して、自分らしく暮らし続ける」ことを支える医療・福祉活動に努めています。
これからも、地域の皆さまに寄り添う医療をめざしています。